睡眠は質が大事!睡眠不足で肥満リスク上昇!?

睡眠の悩み

睡眠不足は心筋梗塞や脳梗塞、糖尿病のリスクになるだけではなく、交通事故を起こす危険性も高くなります。

また、睡眠の質が悪いと肥満を引き起こす可能性が高くなることも。

今回は、主に睡眠不足が肥満を引き起こす理由と対策についてご紹介します。

睡眠不足が肥満を引き起こす理由

睡眠時間が短いほど肥満を引き起こすことが、国内や海外の報告から明らかになっています。

ではなぜ睡眠時間の短さが肥満へと繋がるのでしょうか。

それは、グレリンとレプチンのバランスが崩れるからといわれています。

グレリンは胃から分泌されるホルモンで、食欲を増やすはたらきがあります。

反対にレプチンは脂肪細胞から分泌されるホルモンで、食欲を抑えるといわれています。

睡眠時間が短いと食欲を増すグレリンが増え、食欲を抑えるレプチンが減るので、睡眠不足だと食欲が増してしまうのです。

また、睡眠の質が低いと成長ホルモンが分泌されづらくなり、脂肪が分解されにくく、肥満になりやすいといわれています。

 

睡眠時無呼吸症候群による肥満リスクの上昇

睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に呼吸が止まったり、十分な呼吸が保てていなかったりといった状態をさします。

睡眠時無呼吸症候群の症状は、昼間の眠気や頭痛、倦怠感などの症状が多く見られ、合併症を多く起こすことが知られてます。

具体的には心筋梗塞や脳梗塞、高血圧などです。

睡眠時無呼吸症候群の原因は、鼻や喉の病気やあごの大きさも挙げられますが、中でも多いのは肥満といわれています。

実際に睡眠時無呼吸症候群に肥満を合併している割合をみると、約75%ととても高いです。

一方で、10%の減量ができれば無呼吸を25%も減らすことができます。

睡眠時無呼吸症候群では、十分な睡眠をとれていない、つまり睡眠の質が低いため食欲が増し、太りやすいと考えられます。

そのため睡眠時無呼吸症候群の治療を行わないと、睡眠不足→肥満→睡眠時無呼吸症候群の症状悪化→睡眠不足→肥満という悪循環に陥ってしまいます。

 

肥満にならないように睡眠の質を上げる方法

睡眠時間はできれば7.5時間とれれば理想ですが、難しい時には90分サイクルの倍数となる時間を寝るのが良いです。

なぜ90分かというと、睡眠中にはレム睡眠とノンレム睡眠とよばれるものが繰り返されており、合わせて1セットで90分とされているからです。

レム睡眠とノンレム睡眠をセットでとれていると、睡眠の質が上昇します。

睡眠の質を上げる方法には、朝起きたら太陽を浴びる、遅い時間の運動や食事は控える、寝る前にカフェインをとらない、寝る前にパソコンやスマートフォン、テレビを見ないなどが挙げられます。

睡眠の質が悪くないか見直そう
睡眠の質が悪いと肥満だけでなく、糖尿病や心臓病などさまざまなリスクになることが分かっています。

睡眠の質を上げることは、肥満予防だけでなく、健康を維持するために大切です。

寝付けない、寝ても頭がさえてしまうなどの症状がある方は、寝る前の生活習慣を見直してみましょう。

睡眠時無呼吸症候群がある場合には、寝ているつもりでも無呼吸によって体の中の酸素が足りていないため、睡眠の質は低くなっています。

朝起きても熟眠感がない、疲れがとれない、昼間の眠気、頭痛などの症状があり、家族からいびきを指摘されている方は要注意です。

おわりに

睡眠の質が低いとなぜ肥満になるリスクが高くなるかについてご紹介しました。

十分な睡眠をとり、グレリンやレプチン、成長ホルモンなどのバランスを整えて肥満にならないようにしたいものです。

睡眠時無呼吸症候群が疑われるような症状がある時には早めに病院に行きましょう。

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