「元気になった」と感じるのは勘違い!?エナジードリンクと健康・睡眠の関係

睡眠の悩み

エナジードリンクは、「目や頭がしゃきっとする」「元気が出る」などと宣伝がされていて、眠気を吹き飛ばしたいときなどに利用している人も多いかもしれません。

種類も豊富なので、どれを選べばよいのか迷う人もいるのではないでしょうか。

今回は、エナジードリンクの成分や効果、睡眠に与える影響などについてまとめます。

そもそもエナジードリンクって何?

エナジードリンクは、目や頭をすっきりさせたい時や疲れをとって頑張りたい時に利用する人が多いのではないでしょうか。

しかし、注意しなければいけないのは、エナジードリンクで本当に疲れがとれる可能性は低いということです。

例えば、エナジードリンクに含まれているタウリンが人間の疲労回復につながるという科学的証拠はありません。

「エネルギーを感じた」「元気になった」と感じるのは、カフェインの覚醒作用やアルコールの気分高揚作用と考えられています

一時的に疲れをごまかすためのもので、一夜漬けやここぞという時には役に立ちますが、長期間飲むのは健康のためにやめた方が良いです。

疲れ自体はなくなっていないので、疲れが逆に蓄積してしまう可能性もあります。

エナジードリンクに含まれる成分とは

エナジードリンクには、タウリンやカフェイン、微量のアルコール、ビタミンなどが含まれていることが多いです。

タウリンは、天然のアミノ酸で、生物が生きていく上で必要ですが、健康であれば必要なタウリンは自分で作り出すことができます。

平均的なエナジードリンクには、1缶あたり約1000mgのタウリンが含まれていますが、医学的には安全な量といわれています。

しかし、残念なことに、タウリンが精神的・肉体的な疲労を改善するという科学的証拠は今のところ不十分です。

一方で、コンピューターの画面をずっと見ていることによる眼精疲労は改善する可能性があるようです。

カフェインはコーヒーや紅茶などに含まれており、目を覚ます作用がよく知られていますが、カフェインの摂りすぎは、睡眠障害や動悸などの副作用を起こすことがわかっています。

エナジードリンクが体に与える影響

眠気をどうにかしたい時や元気になりたい時、ここぞという時にパワーや集中力を発揮したいときにエナジードリンクを手にする人も多いかもしれません。

しかし、最近の研究では、エナジードリンクに含まれるカフェインなどの成分のために睡眠不足だけでなく、心臓病や精神病なども引き起こす可能性があるといわれています。

カナダのある研究によると、8210人の高校生にアンケートを実施し、うつ病の傾向がある生徒や、薬物やアルコール乱用といった問題を抱える生徒たちの方が、そうでない生徒たちよりもエナジードリンクの摂取量が多いことが明らかになりました。

この研究では、エナジードリンクが具体的にどのような作用でうつや薬物、アルコールと関連しているかまでは分かりませんでしたが、少なくともエナジードリンクを飲んでいる生徒たちは健康に影響を与えるような症状を引き起こす可能性があるということが明らかにようです。

自分に合ったエナジードリンクを選ぶことが重要
エナジードリンクにはさまざまな種類がありますが、、自分に合ったものを選ぶことが重要です。

体の疲労回復やエネルギーチャージをしたい時には、カフェインや微量のアルコールが入っているものが良いかもしれません。

ただし、飲みすぎや寝る前に飲むことは、睡眠不足や健康への悪影響にもつながるので控えましょう。

エナジードリンクには糖分も含まれている可能性もあるため、飲みすぎは糖分の摂り過ぎになることもあるので要注意です。

おわりに

エナジードリンクの成分や健康への影響についてまとめました。

エナジードリンクに大量に含まれているカフェインなどの成分は、摂りすぎると睡眠不足などを引き起こし、体に良くないので適度な量を飲むようにしましょう。

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