昼食後どうして眠くなるの?「NASA」も認める昼寝の習慣化の効果とは

睡眠の悩み

会社で昼寝をとる習慣がある人は多くないかもしれません。

しかし医学的な研究では、昼寝をすると集中力が上がり、ミスも少なくなることが明らかになっています。

今回は昼寝の効果や最適なとりかたについてご紹介します。

昼食後に眠くなるのはなぜ?

日本人は慢性的に寝不足の人が多いといわれています。

蓄積した睡眠不足で常に眠い人も多いかもしれませんが、昼食を食べた後には特に強い眠気に襲われると感じるのではないでしょうか。

食事を摂った後には体の血液が消化を行う腸などに集中するため脳の血流が低下し、眠くなるといわれています。

一方で、体内リズムによって人は1日2回眠くなると考えられています。

具体的には、「午前2~4時」と「午後2~4時」です。

つまり、ちょうど昼食を食べた後くらいに、消化による血流の変化と体内リズムの影響で眠気がピークになります。

 

昼寝の効果ってあるの?

昼寝をとることの効果は、今まで多く報告されています。

例えば、アメリカ航空宇宙局(NASA)では、日中に26分間の昼寝をすると、パイロットの能力が34%向上することがわかっているそうです。

また、日本でも、15分間の昼寝タイムを設けた高校において、生徒たちの集中力が増しただけでなく、東大合格者が増えたそうです。

昼寝をすることによる病気の予防効果も知られています。

週に3回以上30分の昼寝をする人は、しない人に比べて心臓疾患による死亡率が37%も低下したという報告も。

また短時間の昼寝は、認知症の予防にも効果的と考えられています。

もっとも効果的な昼寝のとり方

もっとも効果的な昼寝の時間は20分間といわれ、効果が大きいことから、「パワー・ナップ」とも呼ばれています。

そして、効果的な昼寝は、午後0時~3時までの間で20分間とることが良いといわれています。

20分以上寝てしまうと体にだるさが残ってしまい、逆効果になると考えられているようです。

昼寝の取り方は、

  • 完全に横にならずに椅子にもたれかかる
  • 机に突っ伏す
  • 車の座席シートを直角から約30℃傾ける

などが良いといわれています。

完全に横になると深い眠りになってしまい、目覚めづらくなるからです。

昼寝前にコーヒーなどのカフェインをとるとちょうど20分後の起きる頃くらいに効果が発揮されるので、すっきり目覚めることができるためおすすめです。

昼寝をとったほうが仕事の効率にも健康にもよい
短時間の昼寝は仕事効率の上昇やミスの減少につながることが分かり、世界中の会社で取り入れられるようになっています。

例えば、Google、Nike、ブリティッシュ・エアウェイズなどといった企業が見られます。

グーグルでは、1台8000ドルもする昼寝用の椅子を設置し、昼寝を推奨しているようです。

昼寝をする習慣は集中力増加だけでなく、健康維持のためにも必要と考えられます。

お昼休みの間に、食後の昼寝を習慣にしてみてはいかがでしょうか。

最近では昼寝カフェや昼寝用のスペースを提供している所もあるようなので、探してみるのも良いかもしれません。

おわりに

昼寝は積極的にとったほうが、仕事の効率アップや健康維持によいことが分かりました。

効果的な昼寝は、午後0時~3時の間で20分間となっています。

各企業が推奨する昼寝も20分に設定していることが多いそうです。

是非、昼寝の習慣をとりいれてみてはいかがでしょうか?

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